日本を代表する歌手である中島みゆきさん。
彼女の歌に心を打たれたことのある人はさぞかし多いことでしょう。
中島みゆきさんの名曲は数知れませんが、その中でも一つ挙げるとすれば、命の別名はハズせないでしょう。
どこか物悲しくさせるこの命の別名ですが、一体どんな意味の歌詞なんでしょうか??
また、主題歌であったドラマ「聖者の行進」の内容との関連性はあるのでしょうか??
本日はこの辺りについて、独自調査してみたいと思います。
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中島みゆき命の別名の歌詞の意味は?
命の別名は正真正銘、中島みゆきさんが書き下ろした曲なので、当然原曲は存在せず、カバー等でもありません。
(命の別名をカバーしている人はたくさんいますがww)
歌詞を聞くと、なにやら深そう〜な感じがするのは私だけではないはず。。。
噂やネット上では、知的障害者に対しての歌ではないか??と言う情報もありますが。。。
それでは、歌詞の気になる部分を抜粋して私なり意味を考えたいと思います。
知らない言葉を覚えるたびに僕は大人に近くなる
けれど最後まで覚えられない言葉もきっとある
この辺りを聞いて、知的障害者に対しての歌っぽく聞こえますね。
でも、よくよく考えれば、これ健常者にも当てはまると思います。
私だって知らない言葉なんて山ほどありますし、日々勉強ですからね。
それに気になるのは、やはりサビの部分です。
くり返す哀しみを照らす灯をかざせ
君にも僕にもすべての人にも
命につく名前を心と呼ぶ
名もなき君にも 名もなき僕にも
生きていれば”悲しみ”は避けて通れません。
哀しみを持つ全ての人に対して、灯を照らして哀しみを和らげようということでしょう。
また、命に付く名前を心と呼ぶというのは、どんな命にも心があるということ。
それは人間だけなく、動物や植物は勿論、水や土、地球に生きるもの全てを対象にしているように思います。
名のなき君にも、名もなき僕にも・・・という歌詞に、それが表れていると思います。
このように考えれば、この歌は地球に生きる全てのものに対して歌われたもので、よく言われる知的障害者に対してだけ歌われた歌ではないと考えられます。
聞いた時から感じていた歌詞の重みは、こういうことだったんですね。。。
さすが、中島みゆきさん。
恐るべしです。。。
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主題歌だった”聖者の行進”とはどんなドラマだったの?
命の別名が主題歌になっていたドラマ聖者の行進は、知的障害者が主人公に描かれたドラマでした。
なるほど。
命の別名の歌詞の意味が、知的障害者向けという情報はここからきていたのですね〜
(確かにそう言われてみれば、そのようにも思えますが私なりの結論は先ほど述べた通りです。)
聖者の行進の作者は、あの野島伸司さん。
高校教師や、この世の果て、ひとつ屋根の下、未成年etc・・・
センセショーナルな作品で、当時世間の話題をかっさらってた人気作者です。
というわけで、この聖者の行進もそれなりにえぐい内容になってます💦
純粋で優しい心を持った知的障害者達は、地方都市の工場で働いていました。
大企業だと、障害者の雇用を義務付けられますが、ここでは中小企業の工場でした。
そんな知的障害者の彼らや彼女達は、その素性に付け込まれ工場で働く健常者にとても酷い扱いを受けていました。
暴言、暴力、更には性的虐待の末に妊娠してしまう人もいました。。。
しかも妊娠させたのは、その工場を経営する社長というシャレにならない衝撃的な内容です。。。
当時私もこのドラマ見てましたが、あまりに酷さに途中で見るのを止めました。
ていうか、見てられませんでした。。。
よくこんな、内容が思いつくなぁ〜〜・・・とある意味関心していましたが、実はこれが事実を元にした内容だと知って更に衝撃を受けたものです💦
ある会社で知的障害者を助成金目的で働かせ、ピンハネする上に、虐待しまくっていたという事件がモデルになっているそうです。
まぁ〜ホントに世の中、悲しい人がいるもんですね。。。
中島みゆきさんも、当然この事実は知っていたでしょうから、命の別名の歌詞の意味が重たく感じるのも納得です。。。
まとめ
命の別名の歌詞に重みがあるのがなんとなく理解できたのではないでしょうか。
背景に色々あるかと思いますが、何より感心するのは中島みゆきさんの世界観です。
こんな壮大な歌詞が書けるなんて、さすが日本を代表するアーティストですね^^
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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